アダム・エリオット「ハーヴィー・クランペット」 – Adam Elliot – Harvie Krumpet

2003年の作品でアカデミー賞短編アニメ作品賞を受賞しています。
パッケージや、予告編をみて、地味というか妙な色調と
あまりかわいくないキャラクターで興味がわかない映画と思いました。
でもこのような作品がアカデミー賞を獲っているので、
きっとなにか想定していない世界観の作品だと思って見てみることにしました。


見てみると、原始人のようなどっしりした体格とクリクリした目が、愛嬌があって意外と良かったです。

そして、いきなりの重いテーマと淡々とした語り口に引き込まれました。
主人公はハンディキャップがあり、両親が亡くなったり、事故にあったり、大変な人生を歩んで行きます。
愛嬌のあるキャラクターと主人公を取り巻く悲惨な状況に目が離せません。

ある時主人公は、自分ばかりひどい目にあうことに疑問を持ちます。
自分は何の為に生きているんだろう?
彼は目覚めて、自由に生きようと決意するのです。

彼の人生は悲惨なことばかりではなくて、結婚して家庭をもって、
血はつながってないですが、優秀な子供も出来きます。
また、一緒にイタズラをする友人もいました。

ストーリーは、いわゆる人間万事塞翁が馬というような話ですね。
そして、人生で、自由を感じ生きれるかどうかは
自分の思いひとつなのだということが伝わってきました。

自分の人生が上手くいかないのは、自分の能力が足りないせいだ。
そう思って過ごす人生はあまりに長く、つらいですよね。

そして、この作品はキレイな商業的な感動作品ではなく、
濃厚なインディーズ作品の香りがします。
インディーズ映画特有の不都合なことを隠したりしない
主人公の生涯の描かれ方に感動しました。

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